アメリカ経済との金融連鎖

一時期、日本とアメリカにおけるIT関連株式のバブルが大いに経済を賑わしてきましたが、重要な問題はこの2つの問題が二重につながっているという点にあります。第1は、通常日本の株価はアメリカの株価を後追いになりますが、IT関連株式こそが時代の牽引車だと思われていたものの、そのバブルが弾けてしまえば、市場の牽引車が見つからなくなってしまいます。

ナスダック市場の勢いの陰りは、ビッグバン政策以降アメリカ型を追隋してきた日本のIT銘柄の先行きを暗示するかのようでしょう。東京証券取引の株価は、ニューヨーク証券取引所やナスダックの株価を神経質に後追いする展開を継続してきたのです。

日本の貯蓄

日本の貯蓄はアメリカに流れることによって、アメリカの投資過熱をファイナンスしてきたわけですが、アメリカの市場不安は、そのようなアメリカに流出する日本の貯蓄にとっても不安です。しかも、直接にアメリカ株に投資していない者にとっても無縁ではないのです。

なぜならば、銀行に貯金として預けられている貯蓄にしろ、あるいは生保や損保への掛け金も、アメリカの金融機関に対する貸し付けを通して、間接的にアメリカの株式市場とつながっていると言えるからです。

つまり、第1はITという日米の共通性であり、第2は日本の貯蓄とアメリカ市場とのリンケージの強さからくるその連動性といえるでしょう。

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